栗城史多さんが僕にくれたもの〜エベレスト登頂することを決意するに至るまで④〜

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登山家 栗城史多氏 エベレストで滑落死

5月21日、エベレスト登頂へ8回目挑戦中だった栗城史多さんがで遺体で発見された、というニュースが入ってきた。

そのニュースを知った時点で私は失礼ながら栗城さんの名前は知っていたぐらいで、今年もエベレストに登っていたこともニュースを見るまで知りませんでした。

 

ニュースを知った後、ネットでは彼の非業の死を悼む声、言わんこっちゃないといわんばかりに実力にあった登山ではなかったと批評する声、などさまざまなことが書かれていました。

自分もそれらのカキコミを読み、わかったかのように周囲に話していました。

 

百聞は一見に如かず 自分も行くしかない!

でも、「ちょっと待てよ…」と、ある時ふと思ったのです。

エベレストにも行ったことがない奴が栗城さんのことをとやかく言う資格が果たしてあるのだろうか?と。それは違うんじゃないか、と思いました。

 

私は素直に8回もチャレンジしたという事実がすごいなと思いましたし、自分はまだ8,000mの世界に行ったこともないから、そこがどんな世界なのか当然知らないわけです。

彼の登山スタイル云々なんてどうでもよくて、同じ山をやる人間としてその差はでかいな、と思いました。

ならば自分も行くしかないなと。私は自分の目で肌で全身でそこがどんな世界なのか体感したい!と思いました。

悲しいかな、栗城さんの死が私にエベレストへ意識を向けてくれたのです。

 

ちょうどその頃、ガイド試験を受ける直前で「こんな大した登山経験もないのにガイドなんてやってどうするのか。自分はいったい何を目指して登山するのだろうか」と、自分の登山の方向性について考えていた時期でした。

 

妻に宣言「8,000m峰に登る」

そんななか、ある日、妻が何気なく私に言った言葉が私に火をつけたのです。

「あなたが一流になりたいなら一流の人と付き合いなさい。」

この言葉を聞いて、私は妻に「自分も8,000m峰目指します。」と宣言したのです。

こうしたことが重なり合っておこり、私はエベレストを意識し始めたのでした。